「将来いくら稼ぎたいですか?」この問いに答えるのは、意外と簡単ではありません。多くの人がなんとなく「年収1,000万円」と答えることはできても、それを本気で目指すとなると、急に現実味が帯びてきます。なぜなら、稼ぐ金額を決めることは、同時にどんな生活を送り、どんな働き方をするかを決めることだからです。
稼ぐ金額は生き方の設計図
収入は単なる数字ではありません。どんな会社に勤めるか、どれくらい働くか、どんな責任を負うか、どんなリスクを取るかといった要素と密接に関わっています。例えば、年収400万円と年収1,500万円では、求められるスキルや負荷、意思決定の重さが大きく異なります。
つまり、「どれだけ稼ぎたいか」を決めることは、「どれだけの負荷を背負う覚悟があるか」を決めることでもあります。ここが難しいポイントです。
本当に必要なのは“金額”ではない
多くの場合、私たちは「稼ぎたい」と言いながら、実際に欲しいのはお金そのものではありません。自由な時間、選択肢の多さ、安心感、家族との余裕などを手に入れる手段としてお金を求めています。
だからこそ、「いくら稼ぎたいか」よりも先に、
- どんな生活を送りたいか
- どんな毎日を理想とするか
- どんな不安をなくしたいか
を明確にすることが大切です。そうしないと、金額だけが独り歩きしてしまう恐れがあります。
目標設定が難しい理由
「自分がやりたいことを踏まえ、何が必要なのか、どうすれば到達できるのか」を考えるのは簡単ではありません。なぜなら、
- 今の自分と理想の自分の距離が見えにくい
- 必要なスキルや経験が分からない
- 時間軸が長すぎて実感が湧きにくい
からです。未来の自分を具体的に描けないと、逆算も難しくなります。
小さく区切って考える
私が最近意識しているのは、「いきなり最終目標を決めない」ことです。例えば、最終的に年収2,000万円を目指すのではなく、まずは年収600万円、次に800万円と段階的に考え、そのために何を積み上げるかを考えます。
金額はあくまで通過点であり、「その金額を稼げる能力を持っている状態」を目標にすることで、より現実的に目標設定ができます。
結局、自分と向き合う話
どれだけ稼ぎたいかを決めるのが難しいのは、結局「自分はどう生きたいのか」に向き合うことだからです。楽をしたいのか、挑戦したいのか、安定を取りたいのか、自由を取りたいのか。正解はありませんが、曖昧なままだと環境に流されやすくなります。
最後に
どれだけ稼ぎたいかを決めるのは大変ですが、それを避け続けると自分の人生のハンドルを握れなくなります。お金は目的ではなく、選択肢を広げるための道具です。だからこそ、「いくら稼ぐか」よりも「その先で何をしたいのか」から考えるほうが、ブレにくい目標になるのではないでしょうか。
次にやること
- 理想の生活や働き方について具体的に書き出してみる
- 短期・中期・長期の収入目標を段階的に設定する
- 目標達成に必要なスキルや経験をリストアップし、計画を立てる

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